ddコマンドでHDD丸ごとバックアップ[Windows]
HDD丸ごとバックアップすることになったのでここに記す。
※この方法でOS動かなくなっても一切責任はとりません。
1.準備
・起動用USBを用意する。
(1)CentOS projectからCentOSをダウンロードする。
isoredirect.centos.org
この中から、当初描いた時はCentOS7が最新。URLの中から適当なURLを選んでダウンロードする。
(2)USBの確保
起動用のUSBだが、32GBくらいあれば十分。セキュリティのことを考えるなら、テンキー式のUSBが好ましい。
(3)USBにisoデータを書き込む。
USBにisoデータを書き込むソフトの中で、「Rufus」というソフトがある(Windows用)
rufus-usb.jp.uptodown.com
[1][Show advanced drive properties]をクリックする(おそらくここをクリックしないと、Deviceに表示されない
[2]対象のUSBを選ぶ
[3](1)でダウンロードしたCentOSのデータを選ぶ。
[4][start]をクリック。
2.backup取得
Let's get backup!
まずはじめに、backupするWindowsパソコンの電源を入りきりし、BIOSの画面を開く。BIOSの画面に行く前に、USBを接続しておく。USB
を起動の1番目に設定する。
その後、下記の様な画面が出たら、[Troubleshooting]をクリックする。
次に「Rescue a CentOS system」をクリックする。
この後、CentOS7のレスキューモードの準備が始まるのだが、USBによって途中でアンマウントされることがある。途中で読み込みが終わってしまうので、USB状態を確認しながらもう一回マウントしよう。
次に入力を求められたら[1],最後にまた、
ここでようやく、レスキューモードに立ち上がった。
(1)マウント先のディレクトリを作成
#mkdir /mnt/BACKUP
(2) バックアップ用HDDが/dev/なんで読み込まれているか確認
#dmesg
HDDが一個の場合大抵、/dev/sdcで読まれることが多い←念のため確認して。
(3)ファイルシステムをext3にする。
よくあるのが、「exFAT」や「NTFS」でフォーマットされているやつ。最近は、vfatとかでなってるやつはあまり見たことない。レスキューモードでは、当然「exFat」や「NTFS」はマウントできないから、そういう場合は、ext3でフォーマットしとこう。
#mkfs.ext3 /dev/sdc
1TBの場合、フォーマットに15分〜20分にかかった。
(4)バックアップ用HDDをマウントする。
#mkfs.ext3 /dev/sdc
(5)マウントされたか確認する。
#df -a
デバイスと、マウントポイントが表示される。今回の場合は、[/dev/sdc ・・・・・/mnt/BACKUP]
(6)バックアップ先HDDを確認する。
#ldisk -l
各ディスクの容量が表示される。自分がやった時は、/dev/sdaでパーテーションで/dev/sda1,/dev/sda2で分けられていた。バックアップするのは、/dev/sdaのみで良い。バックアップするHDDの決め方はWindowsに表示されている各ドライブ(C:やD:など)の合計値を見て判断する。
(7)ddコマンドによるバックアップ
#dd if=/dev/sda of=/mnt/BACKUP/BACKUP.dmp bs=5MB
ifとofを間違えると悲惨なことになるので注意を・・・。
ここで、圧縮して容量も減らすとなるがそれなりに時間がかかる。1.5倍くらい時間がかかると思って良い。
300GBの場合は、約200分近くかかった。それに、リストアする際に解凍していると時間がかかる。それは、あまりよろしくない。
3.Restore
リストアは、ただddコマンドで書き込むだけ!
#dd if=/mnt/BACKUP/BACKUP.dmp of=/dev/sda bs=5MB